猪苗代湖の水質保全にご協力お願いします

 環境省は「全国の湖沼の2006年度水質測定結果」を発表しました。
 猪苗代湖は、前年まで4年連続水質日本一でしたが、大腸菌群数が環境基準を超えたために、ランキングの対象外となりました。

 猪苗代湖の水質は、1995年ごろから中性化の一途をたどっています。酸性から中性に変化したことが、微生物の活動を活発化させ高水温の条件下で大腸菌群が増殖したようです。

 猪苗代湖の自然を守る会では、何とかしてこの湖を保全し未来に引き継ぐため、流入河川の水質調査や白鳥飛来数・水生植物の調査等の活動を行っています。特に、児童・生徒のみなさんとともに水とのかかわりを深めていきたいと考えています。

  猪苗代湖の自然を守る会 代表 鬼多見 賢       


福島民報―論説より

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猪苗代湖の魅力全国に

猪苗代湖と、その北側にそびえる磐梯山は会津のひとつの象徴だ。本県の自然資源として全国に誇れる「宝」でもある。その猪苗代湖が3年連続で全国で最も水のきれいな湖沼に認定された。日本一の称号は県民にとって大変喜ばしいが、同時にまだ知名度がさほど高くない猪苗代湖をもっと売り込みたい。

猪苗代湖は2004年度の環境省の全国の河川や湖沼の水質調査で、鎧畑ダム(秋田)とともに湖沼の1位となった。2002、2003年度にも1位となっており、これで「きれい」「透明」といった良いイメージがさらに高まった。良好な水環境の保全に努めている県や地元の関係者は胸を張れる出来事だろう。

ただ、猪苗代湖と磐梯山を比較した場合、全国的には小原庄助さんの唄で有名な磐梯山の方が、より知られ、観光地としての吸引力も上回っているのではないか。実際、裏磐梯を含めた磐梯山一帯は春、夏、秋は多くの観光客でにぎわい、冬はスキー客が訪れる。1年を通して、人が絶えることはない。

猪苗代湖は春、秋は観光客、夏は湖水浴客が訪れるが、冬はほとんど人気はない。最近は冬の白鳥に加えてしぶき氷が脚光を浴びているが、まだまだ広く普及するまでには至っていない。雪をかぶり閑散とした湖岸の光景は、日本一水のきれいな湖としては寂しさを感じる。

水質保全の面では先月、地元の関係者が、やはり全国で上位の水質を誇る北海道支笏湖流域の住民と初めての交流会を開き、水質浄化に役立つとされるアサザの移植やホタルの養殖を報告、支笏湖の自然保護などの取り組みを学んだ。県も平成14年に水環境保全条例を制定して後押ししている。

官民一体となってきれいな猪苗代湖を守る体制は出来上がっている。あとは何が足りないかというと、全国、さらには世界に誇れる湖を広く知ってもらうアピール力ではないか。湖を訪れた観光客が日本一であることを知っているか、いないかでは大きな違いがある。湖水浴をしたり、ボート遊びをしている水が日本一きれいであることを知ったら、感動する人もいるだろう。後の観光誘客にもつながってくるはずだ。

例えば看板やパンフレットで日本一をさりげなくアピールする。水の関連商品を開発して売り出す。誇大広告はいけないが、日本一という事実を知らせることは、少なくともマイナスにはならないはずだ。観光面でも湖上遊覧や湖水浴だけではなく、湖を活用した違った切り口を考えたい。ただし、人が集まることで、水環境が損なわれることだけは避けたい。きれいな水を守りながら、その存在感を増すような取り組みが理想だと考える。

本県には自然はもちろん、人、モノ、技術などで日本一、または全国トップクラスのものがたくさんある。だが、中央の有識者らから指摘されるのは、PRが下手なことであり、「せっかくの資源がもったいない」という言葉である。こうした指摘は、ずっと繰り返され、なかなか改善に向かっていない。猪苗代湖もそうした資源のひとつだが、どうにかして日本一の存在感を示したい。新年に向けて県や地元関係者の知恵比べに期待する。(半野 秀一)


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日本一水がきれいな猪苗代湖

環境省が平成16年12月16日発表した平成15年度公共用水域水質測定結果によると、
猪苗代湖は昨年に引き続き湖沼の水質(COD)1位になり、裏磐梯5色沼湖沼群は2位に入りました。

順位  水域名            都道府県名    COD値
1位  猪苗代湖           福島県      0.5
2位  裏磐梯五色沼湖沼群    福島県      0.7
2位  支笏湖             北海道      0.7
4位  倶多楽湖           北海道      0.8
5位  岩見ダム           秋田県      1.4
5位  猪名湖             長野県      1.4

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猪苗代湖の水環境・全国ナンバーワン

 環境省が平成15年11月27日発表した2002年度の河川、湖沼、海域の水質測定結果によると、有機汚濁の程度を示す化学的酸素要求量(COD)の環境基準を達成した地点の割合は、湖沼が前年度の45.8%から43.8%に悪化、海域でも79.3%から76.9%に悪化した。同省は「湖沼の改善ははかばかしくない」としている。

河川は水質を示す生物化学的酸素要求量(BOD)の環境基準を達成した地点が81.5%から85.1%に改善した。工場からの排水規制などが進んだ結果という。この結果、湖沼、海域を含めた調査地点全体の基準達成率は81.7%と過去最高を更新した。

河川で水質が最良だったのは美幌川上流と広尾川上流(いずれも北海道)。湖沼では猪苗代湖(福島)だった。最も水質が悪かったのは河川が樫井川下流(大阪)、湖沼が佐鳴湖(静岡)。《NIKKEI NET「社会」より》

猪苗代湖が水質全国1になったことに対し、津金要雄猪苗代町長は「公共下水道事業や農業集落排水事業の充実に力を入れ、町民挙げて湖岸の清掃などに励んで来た成果だと思う。今後もさらに水質の保全と浄化に取り組んで行きたい」と意欲を示した。同町の猪苗代湖の自然を守る会代表の鬼多見賢さんは「日本で4番目に大きい湖でありながら水質を保持しているのは誇るべきこと。今後も清らかな水を守って行く」と語った。《福島民報より》

2003年度水質ベスト5

1位 猪苗代湖(福島県)
2位 支笏湖(北海道)
3位 磐梯五色沼群(福島県)
4位 倶多楽湖(北海道)
5位 岩見ダム(秋田県)

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